4.日本人健常者の全ゲノム多型・配列解析データの提供方針
Data sharing policy of whole-genome polymorphism/sequence data of Japanese healthy individuals

 当研究室では、「日本人健常者の全ゲノム多型・配列解析データの提供方針」という研究課題名の研究を平成21年から実施しています。現在、当研究室を含め多くの研究室/研究所で、ヒトゲノムの個人間の違いについて患者集団と健常者集団の間で比較する(関連解析といいます)ことで疾患の原因となる遺伝子や多型を見いだそうとする研究を行っています。本研究は、既に収集済みである研究参加者の皆様のゲノムデータを、他機関の研究グループも含め、今後行われる様々な疾患を対象とした関連解析や全ゲノムシークエンス等において、健常者の遺伝子型データとして共通に利用させていただくことを目的としています。具体的には、研究参加者の皆様の検体について、一塩基多型(SNP)というゲノム上の違いを100万ヶ所程度解析することが出来るDNAアレイや一部もしくは全てのゲノムDNA配列を読む(シークエンス)等のゲノム解析を行います。

 この研究では、東京と近郊に住む健康な日本人約450名が対象となります。これらは本研究実施以前に既に誰のものか分からずかつ追跡できないようにする匿名化が行われております。参加者の皆様からは研究にご参加頂く際に既に同意を頂いておりますが、この匿名化の過程でどなたのものか分からないようにしたため、同意を取り消すこと及び個人の結果をご本人にお伝えすることはできません。

 この研究では、これらのデータを当教室所属の教員、研究員、研究支援員、大学院生、学部生、研究生が扱います。また他に、以下に掲げる研究者と共同で研究を行います。

菅野純夫 東京大学大学院新領域創成科学研究科 教授
鈴木 穣 東京大学大学院新領域創成科学研究科 教授
吉浦孝一郎 長崎大学大学院医歯薬学総合研究科・人類遺伝学教室 教授
新川詔夫 北海道医療大学・学長
要 匡  国立成育医療研究センター研究所 部長
斎藤成也 総合研究大学院大学生命科学研究科 教授
長崎正朗 東北大学東北メディカルメガバンク機構 教授
岩田誠司 東芝ライフサイエンス事業統括部 課長
東 史啓 日本赤十字関東甲信越ブロック血液センター検査部 課長

この研究の責任者は、徳永勝士(東京大学大学院医学系研究科・人類遺伝学分野 教授)です。この研究で得られた結果については学術雑誌や学会発表、学位論文等で公開させていただく予定です。お気づきの点やご不明な点がございましたら、下記連絡先までお問い合わせください。

問い合わせ先

東京大学大学院医学系研究科・人類遺伝学分野
住所: 東京都文京区本郷7-3-1 本郷キャンパス医学部1号館
連絡担当者 徳永勝士
E-mail: tokunaga[at]m.u-tokyo.ac.jp

 

研究内容・設備

1.疾患関連研究
(Genetics and complex human diseases)

2.ヒトゲノムDNA解析システム
(Human Genome DNA analysis system)

3.データベース・解析ツール
(Database and analysis tool)

4.日本人健常者の全ゲノム多型・配列解析データの提供方針
(Data sharing policy of whole-genome polymorphism/sequence data of Japanese healthy individuals)